あかちゃんにきび

 

 生後2~4週後におもに顔面、特に頬部、前額部に面ぽう(1)が出現しはじめ、ついで栗粒大の紅色丘疹(2)や膿疱(3)が毛包に一致してできます。『思春期のにきび』と違って『あかちゃんにきび』は背中や胸にはできません。経過は数週から長いもので数か月の間に自然治癒します。治療はとくに必要ありませんが、洗顔をていねいにすることによって皮脂を減少させるなどスキンケアは効果的です。また、この疾患は男児に多く、母体由来の残存アンドロゲンなどが主役となっているそうです。

(今北優子)

用語解説:(1)ニキビの最初のブツブツ、(2)赤いブツブツ、(3)黄色の水疱様のブツブツ