おやつ

 

cc072 おやつという言葉から子どもの頃のほのぼのとした楽しい思い出をお持ちの方々は多いと思います。

 このことから、子どもにとっておやつは食べるということ以外にも大切な意味を持っているとご理解戴けると思います。子どもは1回に食べる量が少なく、3度の食事だけでは不足がちになります。

 これを補う役目をするのがおやつで、欠かすことの出来ないものなのです。

 おとなの嗜好品的なおやつとは根本的に違っています。したがって、おやつは消化吸収が良くて栄養に富んだものということになります。果物などはビタミンが豊富でおすすめ出来るものですが、その他はビスケット、おかき、チーズ、プリン、牛乳等がよいでしょう。脂気のもの、塩気の多いものは適当ではありませんし、甘味の強いものは次の食事に影響しますから避けましょう。あんこ類、チョコレートなどは、4~5歳位までは控えましょう。少食だからといって、おやつを与えすぎたり、おやつが食事がわりになるのは好ましくありません。おやつのあとは、甘味のないお茶などを飲ませると、むし歯の予防にもなるでしよう。

 おやつを与える年齢は1歳過ぎ位からが適当ではないでしょうか。おやつを与える時間は、次の食事まで3時間位余裕のある時間帯を考えて決めてください。各家庭によっておやつの時間は異なると思ますが、ほぼ午後2時から3時頃になるのではないでしょうか。時間を決めて次の食事に影響しない量を与え、生活のリズムを狂わさないよう心掛けましょう。

(奥村勝彦)

 

 食生活   投稿日:2006/09/01