子育て通信

おっぱい 仕事を続けていてもあげたい

cc092 私が若かった頃、私の娘達は僅か生後1か月半から保育園に預けられることになりました。預けた時に、悲しそうに泣かれるとたまりません。仕事を始めてもおっぱいが張ってきて嫌でも我が子の事を思い出します。そして仕事の合間に搾乳・冷凍して保育園に持って行きました。今では搾乳したおっぱいを冷凍するためのグッズも進化しているようですね。

 可能であれば是非おっぱいをあげて下さい。栄養バランスが良く、病気にかかりにくくし、アレルギー疾患を起こしにくくする免疫力を母乳は含んでいます。色々な理由で母乳を飲ませられない方もあります。また、母乳が不足してしまうこともあります。そんな時は素晴らしいミルクがあります。不足時はミルクを足してくださいね。

 免疫力の未熟な赤ちゃんは次々に病気をします。その時にお母さんは一生懸命看病し抱きしめます。鼻が苦しそうだからと鼻水を口で吸ってあげることもあるかもしれません。どんなウンチをしているか見て綺麗に拭いてあげることも大切です。そのお世話をする過程で、お母さんは赤ちゃんがもらってしまったウイルスや細菌をもらっています。そして免疫力のあるお母さんの体の中で抗体を作りおっぱいにしてあげます。その抗体で赤ちゃんは病気から早く回復するのです。病気の時ほど一緒にいて抱きしめてあげて欲しいと思います。

 そしておっぱいをあげることは何より大切な親子の触れ合いが自然に出来ます。親の顔を見て笑ってくれる子供の顔に思わず笑い返して頬ずりし、声をかけ抱きしめおっぱいをあげる。赤ちゃんはお母さんの笑顔を見つめながら、自分だけのおっぱいの味を知り、その匂いやお母さんの髪の香りを嗅ぎ、お母さんの優しい声を聴き、温かく揺すってくれる手を感じます。視覚も聴覚も触覚も嗅覚も味覚も!!五感全てがこの触れ合いから発達するのです。もちろんお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合いも大切です。脳の神経回路は3歳までに爆発的に増加します。使う回路は強化され、使わない回路は消えていくのです。十分に刺激を受けることが出来ないとその感覚・能力は上手く伸びてくれません。

 テレビやビデオに子育てさせないでくださいね。おっぱいあげながらの携帯も…。

(原 統子)

 集団生活   投稿日:2013/05/01
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