子育て通信

小児科を受診するときに

cc019 赤ちゃんが夜中に激しく泣き出してどこが痛いのか分からなくて困った経験はありませんか?

 体中調べても何もなくて、お腹をさすっているうちに泣きやんだとか、浣腸をしたら下痢っぽい便が出て泣きやんだなど(きっとお腹が痛かったのでしょうね)、赤ちゃんは大人と違ってものをいってくれませんので困ります。小さな赤ちゃんですと聴診器をあてる場所も少しです。丹念に診察し、色々考えても原因が分からなくて困ることがあります。だから、出来る限り多くの情報を得たいと思います。

 頼りはお母さんです。お母さんが「機嫌はいいです」といって下さるとまず一安心ですが「いつもと違うんです」というようなことですと気を入れて診察することになります。

 土曜日はパパが付き添いのことが多いこの頃ですが(そのこと自体はいいことだと思いますが)「カゼです」といったまとまりのよすぎる訴えですと困るんですね。

 情報はできるだけ多く、かつ正確なのがいいです。贅沢をいいますが整理された情報がいいので、ごちゃごちゃでは困ります。いつからどうなったかを順序よく教えて下さると私たちの頭も混乱せずにすみます。できることなら、一目で分かるように熱のグラフとか症状のメモを持ってきて下さい。いつから熱がでたのか、咳はどういう音の咳なのかなどです。機嫌や睡眠、食欲、便やおしっこのことも教えて下さい。体重は薬の量を計算するのに必ず必要です。その子の癖、薬は甘いのが嫌いだとか、粉でも飲めるなども教えて下さい。できるだけ正確に知って間違いを減らしたいと思います。他の医院から貰っている薬の名前、喘息やアレルギーの病気で薬を常用している場合には薬の量も知りたいことがあります。薬疹が出るから飲んではいけない薬の名前も是非正確に。

 そして、たとえ夜中であっても緊急の時には担当の小児科医は仕事ですからきちんと診たいと思っています。しかし、よく聞くと3日も前から熱が出てるのに「自力で治す」など変な思い違いをして結局夜中2時頃になって急に心配になって急病センターに行くというようなことは下手なやり方だと思います。土日は公立病院がお休みなので早めに受診するくらいの気持ちでいて下さると助かります。土曜日の昼前ぎりぎりにすべりこまれても、どうしようもないことがあります。検査にしても十分にはできません。

 全国的に小児科医が不足しています。でも、私たちは大事なときにはちゃんとやりたいと思っています。私たちからのお願いです。

(飯田喜彦)

 小児科とのつきあい方   投稿日:2006/09/01
一般社団法人大阪小児科医会
 〒543-0011 大阪市天王寺区清水谷町8-15 清水谷ビッグビル2F
 電話 06-6761-7613

© 2018 Osaka Pediatric Association. All rights reserved.